コラム

2017年9月19日

「できることをやること」と「できないことをあきらめること」の違い

カラーズでは不定期に、スタッフに向けたレターを発行しています。

そのレターの中で代表からスタッフに向けたメッセージを、一部ご紹介していきたいと思います。

今回は、

「できることをやること」と「できないことをあきらめること」は違う

というお話です。


さて、皆さんがお仕事を提供する際には、介護保険でできること、できないことを意識した上でサービスを提供して頂いていることと思います。

また、この枠組みを超えたボランタリーな行動は、コンプライアンス上で問題があるだけでなく、サービスの平準化の上でもデメリットがあることはご理解いただいているかと思います。

(例えば枠組みを超えてやってしまうことで、「それが当たり前」になったり、「やってくれる人がいい人、やってくれない人はダメな人」という間違った認識をご利用者に植え付けてしまう、など)

 

介護保険では様々な制約があり、必ずしも利用者さんのニーズを全て満たすことはできないのが現状です。

いえ、むしろ最初から介護保険で全てがまかなえるような制度設計はされていません。

また、昨今の日本の現状を鑑みても、今後も社会保障費の抑制は続くでしょうし、介護保険制度の制約はより厳しくなることは火を見るよりも明らかです。

 

でも、ここで絶対に間違えないで頂きたいことがあります。

 

介護保険では制約がある。自分は介護保険の制度の中で動くスタッフだから「介護保険でできることだけやればいい」という考え方は間違っています。

 

私たちの専門性は、決して介護保険の中だけで有効なものではありません。

例えば介護福祉士の倫理綱領前文に「地域福祉の推進」という言葉があります。

介護福祉士は、地域において生じる介護問題を解決していくために、専門職として常に積極的な 態度で住民と接し、介護問題に対する深い理解が得られるよう努めるとともに、その介護力の強化に協力していきます。

と明文化されています。

ケアマネジャーにも、適切な社会資源情報の提供や地域に不足する社会資源開発に向けた提言などは業務のひとつとして位置づけられています。

つまり、サービスを提供する際には常に「利用者の生活全体をとらえた上で、必要な支援やニーズを検討していく」視点が不可欠だということです。

ヘルパーでも福祉用具専門相談員でも同じです。自分のテリトリーのことだけ考えているのでは、これからの専門職としては十分ではありません。

 

生活全体を見据えた上で、その方に何が必要かを考える、そして行動する。

 

行動するとは、必ずしも自分が全てを解決することではありません。

解決できない場合には、それを「伝える」「発信する」ことが大切です。そうしなければ何も始まりませんし、何もしていない、何も考えていないのと一緒です。

 

現在の地域福祉に足りないものがあるとしたら、その情報こそが未来の社会が取り組むべき大きな課題であり、チャンスでもあると考えています。

そういった現場の声、現場の想いを大切にしてください。

近くのサ責や管理者や、または私に「Aさんはこういう課題があって困っているんだけれど、何とかならないだろうか」と相談してみてください。その視点がこそが財産です。

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